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自信とは「自分を信じる」こと。でも、それって何だろう?

はるか

こんにちは!親子つながり専門家の中井はるかです。
自分を信じるって難しくないですか?私、実はこの言葉がストンと
腑に落ちるまで長い年月がかかりました。
最近ようやく分かったのでそれをシェアさせて頂きますね!

「自信を持ちなさい」「自分を信じることが大事」。
こんなことばを、誰もが一度は聞いたことがあると思います。

でも、本当に大事な問いは、その先にあります。

自分を信じるって、いったい何なんでしょう?

私は長い間、その意味を取り違えていました。

「自分を信じる」って、得意なことばかり?

「自信」という字を分解すると「自分を信じる」と書きます。シンプルですね。
でも私は、ずっとこう思っていました。

「自分を信じる=自分の得意なことが多い、能力がある」って。

だから、できないことがあると、そこで自信が揺らいでしまう。
できないことを見つめるたびに「自分はダメなんだ」って思ってしまう。

実は、子育てママって、その罠にハマりやすいんじゃないでしょうか。
家計管理、家事、子育て、全部完璧にしなきゃって。
できていないことばかりが目に入って、自分を責めてしまう。そういう人、多いと思うんです。

家計簿が付けられない6年間

私も、そうでした。

結婚当初、夫から「僕も苦手だから、家計はお願いする」と言われました。
至ってシンプルな頼まれごと。でも私は「家計簿をつけなきゃ」と思い込んでいました。

実は私は、お金が好きなんです。貯金を増やしたい、家計を見える化したい。
その気持ちはありました。でも、計算をすることが、どうしようもなく苦手なんです。

だから毎日が矛盾の中にありました。
「家計簿をつけたい」「でもつけられない」「つけられないから赤字が続く」
「赤字なのは自分のせいだ」・・・この堂々巡りの中で、毎日自分を責めていました。

6年間です。6年間、ずっと。

「家計簿が付けられないから赤字なんだ」「計算ができない自分はダメだ」「夫に申し訳ない」
自分に言い聞かせるというより、自分を罰するような言葉を、毎日のように口にしていました。
その度に、心が少しずつ小さくなっていくのを感じていました。

とてもとても苦しかったです。でもできない自分を認めたくなかったから「自分は絶対できる!」と
思い込ませていたんです。

とても自分がかわいそうでした。

ターニングポイント—できないことを一生懸命するのをやめた

今年の秋ごろのことです。ふと気づきました。

できないことを一生懸命しようとすればするほど、しんどくなるし苦しくなる。
そしてそのたびに「自分はダメだ」と思ってしまう。

これって、本末転倒じゃないですか?

もし100人いれば、100人が同じことが得意なわけじゃない。得意な人もいれば、苦手な人もいる。
それは誰もが知っていることです。なのに、自分のことになると「苦手だから何とかしなきゃ」って思ってしまう。

でも、よく考えてみたら、できないことを一生懸命するより、できることを一生懸命やる方が、
何倍もいい結果が生まれるんじゃないか。

そう思ったら、気が楽になりました。

だから私は決めました。家計簿をつけるのをやめました。家の中を片付けるのもやめました。

自分が苦手で、何度チャレンジしても続かないこと。そういうものは、潔く「自分には向いていない」と認める。そして、その時間と労力を、自分ができることに使う。

それが本当の意味で「自分を信じる」ことなんじゃないか。そう思いました。

赤字は続いているけれど、苦しくない

家計簿をつけるのをやめた後も、赤字は続いています。

でも、不思議なことに苦しくないんです。

なぜなら、もう「自分はダメだ」って自分を責めるのをやめたから。赤字という事実は変わらないけれど、その事実に対する自分の向き合い方が変わった。苦しむ必要がないんです。

そして同時に、心に余裕が出てきたのか、別の考えも浮かびました。

「やっぱり家計の収支は可視化して、少しでもお金が増えたら、今よりもっと安心感が出るだろうな」って。

でも今度は、完璧な家計簿ではなくて、
『小学生のお小遣い帳並みに、簡単につけていこう』
そう決めました。

自分にとって続けられる形。自分の力で実行できる方法。
そういうものを、自分のペースで探し、選ぶ。

これが「自分を信じる」ことの本当の意味だと思うんです。

自信とは、完璧さではなく、受け入れること

もう一度、「自信」という字を見つめてみます。「自分を信じる」と書きます。

でも、その「自分」って、完璧な自分じゃなくていいんです。

得意なこともあれば、不得意なこともある。できることもあれば、できないこともある。
そういう、ちょっと不完全な自分全体を、ジャッジせずに受け入れる。
得意も不得意も、全部ひっくるめて「これが私だ」って認める。

それが本当の意味で自分を大切にするということじゃないでしょうか。

子育てママの皆さん。完璧である必要はありません。全部できる人間になる必要もありません。

できないことがあったら、それは「ダメだから」じゃなくて、単に「自分には向いていないんだ」ってだけ。
その部分は潔く手放して、自分ができることに目を向ける。そして、そこに全力を注ぐ。

そういう自分を、丸ごと信じること。

それが、本当の自信なんです。

あなたは、自分を丸ごとひっくるめて認められていますか?

  • この記事を書いた人

中井明香/親子つながり専門家

子どもの個性とママの想いを”つなげる”架け橋を担っています

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