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いよいよ小学校入学!不安なのは実は親のほう?!

はるか

1年生って毎日が発見の嵐!!いつも目をキラキラさせていますよ!
担任をしていたときは、ずっと子どもたちとワハハと笑って過ごしていました。

「何とかなるでしょ~!」

ママ友にそう言いながら、家に帰って一人になったとたん、
なんとなく胸がざわざわした経験、ありませんか?
実はこれ、すごくよくあることなんです。
入学を前にして、
子どもより先にドキドキしているのは、ほかでもないママ自身だったりします。

「先生の言うことをちゃんと聞けるかな」「友達ができるかな」「勉強についていけるかな」
心配することが次から次へと浮かんできて、気づけば
「入学までにひらがなを全部覚えさせなきゃ」「時計の読み方も教えておかないと」と、
焦りが止まらなくなってしまう。

でも、ちょっと待って!
少し立ち止まってみてほしいのです。

その焦りは、子どものためでしょうか。
それとも「ちゃんと育てている親」として見られたい、
自分自身の不安からきているのではないでしょうか。

20年間、ピカピカの新一年生を迎えてきた私が、正直にお伝えしたいことがあります。

ママが不安なのは、当たり前のこと

毎年4月、保護者の方からこんな言葉をよく聞きました。

「先生、うちの子、ちゃんとやっていけますかね……」 「心配しすぎですよね、私?」

「何とかなるでしょ~」と明るく振る舞っているママほど、
こっそり打ち明けてくれることが多かったんです。
新一年生の親が不安になるのは、当たり前のことです。それには、ちゃんと理由があります。

保育園・幼稚園では、毎日先生と話せていた

送り迎えのたびに「今日はこんなことがありました」
「最近こんな様子で」と話せていましたよね。
子どもの様子がリアルタイムでわかる安心感があった。

それが小学校に入った途端、なくなります。
連絡帳はあっても、毎日先生と話せるわけじゃない。
ましてや今は、学校との連絡はアプリ。
先生と直接話せる機会も減ってしまいました。

「学校どうだった?」と聞いても「べつに」「ふつう」
そして「楽しかったよ!」と言われても「何が楽しかったの?」
「誰と遊んだの?」「本当に楽しかったの?」とまるで尋問!!(笑)
変なことを想像して勝手に不安になる
——その見えなさが、じわじわと不安を大きくしていきます。

「勉強についていけるかな」という心配

幼稚園や保育園は「遊び」が中心でした。
でも小学校からは「学習」が主になります。
ひらがな、カタカナ、足し算、引き算…次々と新しいことが始まる。
「うちの子、ちゃんとついていけるかな」と心配するのは、
子どもの将来を真剣に考えているからこそです。

新しい環境に慣れるかどうか

知らない子たちの中で友達はできるか。担任の先生とうまくやれるか。
登下校は大丈夫か。給食は食べられるか。
不安が尽きないのは、それだけ子どものことを深く愛しているからです。

でも、焦って「先回り」しすぎないで

不安が大きくなると、やってしまいがちなのが「準備の先回り」です。

「1年生になるまでにひらがなを読めるようにしなきゃ」
「数字の勉強も早めにしておかないと」「習い事もいくつか入れておいた方がいいかも」
気づけば子どもがまだここにいるのに、
もう「1年生になってからのこと」ばかり考えてしまっている。

でも、少し考えてみてください。
子どもは、入学したからといって急にできるようになるわけではありません。

絵本が好きな子は、読み聞かせの積み重ねの中で自然と文字に興味を持ちます。
電車が好きな子は、時刻表を読みながら数字を覚えていく。
外で思いっきり体を動かすことが好きな子は、そこから学べることがある。

小学校生活は、いま過ごしている時間の延長です。
今この瞬間を子どもと一緒に楽しんでいれば、
その子らしいペースで、ちゃんと育っていきます。

「1年生になるまでに、子どもがやるべき特別なことはない」
20年間、毎年一年生を見てきた私は、そう思っています。

そのドキドキを放置してしまうと

一方で、子ども自身もドキドキしています。
そしてそのサインを「そのうち慣れる」と見過ごしてしまうと、
じわじわと心が疲れていきます。

以前、こんな相談をいただきました。

「入学前からそわそわしていたんですが、『すぐ慣れる』と思って
特に何もしなかったんです。
でも入学してしばらくしたら、毎朝泣くようになってしまって……」

お話を聞いていくと、不安の種はひとつじゃありませんでした。

「授業中にトイレに行っていいのかわからない」
「給食が全部食べられなかったらどうしよう」
「一人で学校まで歩いていけるかな」
「休み時間に誰とも話せなかったら?」

小さな不安がいくつも重なって、心がいっぱいになっていたんです。

子どもは「不安です」とは言いません。
身体の不調や行動の変化というかたちで、こっそり教えてくれています。

こんなサインに心当たりはありませんか?

  • 朝、おなかや頭が痛いと言う日が続く
  • 急に甘えてくる、またはぐっと無口になった
  • 「幼稚園がよかった」「保育園に戻りたい」と繰り返す
  • 夜なかなか寝付けない、夜中に目が覚める

親にできること、3つだけ

① 「怖くていいよ」と言ってあげる

結論から言うと、不安を「なかったこと」にしないことが一番大切です。

「大丈夫!楽しいよ!絶対友達できるよ!」
ママだって、不安を消してあげたくて言ってしまうんですよね。
でも不安な子どもには、
「自分の怖いという気持ちはおかしいのかな」と感じさせてしまうことがあります。

まず、気持ちをそのまま受け取ること。「こわいよね、ママも最初はこわかったよ」
このひと言が、子どもにとって何より大きな安心になります。

なぜかというと、「自分の気持ちをわかってもらえた」と感じた瞬間に、
子どもは初めて心を開くからです。
共感が先、安心させるのは後——この順番が、子どもの心をほぐすカギです。

② 「安全基地」を作ってあげる

子どもが外の世界に踏み出せるのは、「ここに戻ってくれば絶対大丈夫」という
場所があるからです。

入学前に、ぜひこの言葉を伝えてあげてください。

「何があっても、家に帰ってきたらママがいるよ。絶対守ってあげるからね」

公園で親から少しずつ離れて遊べるようになっていったように、
子どもは「安全基地」があるからこそ、新しい世界へ踏み出せます。
この安心感を持たせないまま「がんばれ!」と背中を押すのは、
いきなり荒海に突き落とすようなものです。

なぜこれが大事かというと、親が「この子は大丈夫」とどっしり構えていると、
その安心感は自然と子どもに伝わるからです。
「ママが心配していない」という事実が、
子どもにとって最大の「大丈夫のお守り」になります。

③ 「帰ってきたらまず話を聞く」を習慣に

毎日の「おかえり」の5分間が、子どもの心のバロメーターになります。

「今日どうだった?」とだけ聞いて、あとは待つ。
評価しない、アドバイスしない、ただ聞く。
「楽しかった!」でも「つまらなかった」でも、
どんな答えでも「そっか、教えてくれてありがとう」と
受け取ってあげてください。

なぜかというと、「家に帰れば話を聞いてもらえる」という安心感が、
子どもが外でもう一度頑張る力になるからです。
毎日同じリズムがあるだけで、子どもは「今日も帰ればあれがある」と
思って学校へ向かえます。

不安な気持ちは、一生懸命な証拠

入学を前にそわそわしてしまうのは、
それだけ真剣に子どものことを考えているからこそです。
不安や焦りを感じること自体は、
とても自然なことだし、子どもへの愛情の深さでもあります。

できないことはいっぱいあっていい。完璧に準備しなくていい。
子どもを信じて、どっしり見守ること
それが、親にできる一番大きなサポートです。

その子らしいペースで、その子らしく育っていきます。
ただ、やっぱり不安だな。そんな時は”ハーモニー診断”を使うと
よりその子のペースや特性を知ることができます。
するとその子にぴったり合った関わり方が見えてきます。

「なんでうちの子はこうなんだろう」が「そういうタイプなんだ」に変わったとき
その時に初めて親も子も、ぐっとラクになることができるのです。

まとめ

保育園・幼稚園と異なり先生と毎日話せなくなること、
勉強についていけるかどうか心配になってしまう
新しい環境にすぐ慣れるかどうか不安…
入学前は心配や不安が大きくなってしまいます。
それは誰でも起こりうることです。

親にできることは、
①子どもの不安をそのまま受け止める
②「安全基地」としての家庭を整える
③帰宅後の話をじっくり聴く、の3つ。

子どもを信じて見守ることが、
子どもの自信につながっていきますよ。

一人で抱え込まないでください

「子どもより自分の方が不安かもしれない」「どんな声がけをしたらいいかわからない」
そんなときは、ぜひ一度話しましょう。

20年間、毎年4月に新一年生とそのご家族を見てきた経験をもとに、
お子さんの状況に合わせた関わり方を一緒に考えます。
「こんな些細なことで……」と思っていることほど、気軽に声をかけてください。

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  • この記事を書いた人

中井明香/親子つながり専門家

子どもの個性とママの想いを”つなげる”架け橋を担っています

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